女児3人刺殺事件めぐりイギリスでSNSデマ拡散「反移民」の暴動続く 「X」所有のイーロン・マスク氏「内戦は避けられない」投稿が波紋【news23】|TBS NEWS DIG

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  • Опубликовано: 11 сен 2024
  • イギリス全土で起きている「移民への反対」などを掲げる暴動。その発端となったのは、インターネット上で広まった「デマ」でした。デマが拡散する原因のひとつがSNSですが、「X」を所有するイーロン・マスク氏の投稿が波紋を広げています。
    ■イギリス “SNSデマ”で「反移民」暴動続く 女児3人刺殺事件めぐり
    城島未来 記者:
    「リバプールで、ヘイトデモと、それに抵抗する人たちが衝突しています」
    7月30日からイギリス各地で起きている破壊行為や襲撃。主導しているのは極右集団で、反移民などを訴える人々によってヘイトデモや暴動が拡大しています。
    ヘイトデモ参加者
    「子どもたちが刺され、車でひき殺されたり…そんなのはもうたくさんだ。彼ら(移民)を追い出せ」
    きっかけは、インターネット上で拡散された“偽情報”でした。
    7月29日、イギリス中部サウスポートで、夏休みの子供向けのダンス教室に男が押し入り、参加者をナイフで次々と刺す事件が起きました。これにより、6歳〜9歳の女の子3人が死亡、大人を含む10人がけがをしました。
    逮捕されたのは、イギリスで生まれ育った17歳の少年です。
    「ルワンダから物乞いに来た」
    「移民として両親が来たせいで犯人がここ(イギリス)にいる」
    「(少年は)イスラム教徒だ」
    しかし、両親がアフリカのルワンダ出身だということで、事件直後から少年が移民やイスラム教徒であるかのような偽情報が拡散されました。
    その後、約700人の極右集団が難民申請者が一時的に暮らすホテルを取り囲み、ホテルを襲撃しました。さらに警察官への攻撃も加速し、少なくとも10人の警察官がけがをしたということです。
    リバプールでは、移民へのヘイトデモとそれに反対するデモの参加者数千人が一触即発となりました。
    ヘイトデモに反対する人
    「罪のない移民に対し“この国に来るな”と罵ったり殺された子どもたちを利用して暴動を引き起こすような人種差別主義者に抵抗するため、ここに来ました」
    ロイター通信によると、これまでに420人が逮捕されたということです。イギリスのスターマー首相は…
    イギリス スターマー首相
    「動機が何であれ、これは抗議ではない。ただの暴力だ」
    ■イーロン・マスク氏投稿「内戦避けられない」 イギリス“SNSデマ”で暴動
    ネット上のデマの拡散が問題となる中、“X”を所有するイーロン・マスク氏は反移民を訴える投稿に反応する形で「内戦は避けられない」と投稿。この投稿にロンドン市民は…
    ロンドン市民
    「(イーロン・マスク氏は)最近トランプ氏も支援しているし、極右寄りの人だと思います。極右を盛り上げたいのでしょう」
    ロンドン市民
    「今の社会は、いつでもなんでも言いたがる社会です。SNSの難点は、それがすべて見えてしまうこと」
    こうした中、西ロンドンの街角に覆面アーティスト“バンクシー”の新たな絵が登場しました。逃げ場のない崖の上に立ち、今にも落ちそうなヤギの姿が描かれています。
    バンクシーはこの新作について説明していませんが、作品を見た人からは、このヤギが集団内の不平や憎しみを他にそらすため罪をかぶせられ、迫害される「スケープゴート」を表しており、激化する反移民・反イスラム教の暴動がテーマだと考察する声も上がっています。
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